2、マンションの場合

(徒歩の場合)物件に近づきながら見た マンション全体の印象はどうですか ? 

これは 好みが左右しますので、ご自分の印象を大切にされるべきでしょう。 

さあ、物件の前に立ちました。管理人室があり、管理人(常住、巡回を問わず)がいる場合は、来訪の理由を告げますと 大体は協力的です。 

「○○号室が競売にかかっていますので、見に来ました。」

こんな感じで、会話のスタートです。最初の方で、滞納管理費の額について聞いておきましょう。管理会社でなければ分らない、という場合があります。 

後者の場合は、管理会社の電話番号・担当者名を聞きます。

えっ、その情報 仮に分っていてもいいんですよ。あくまでも会話の流れをつくるためです。「落札したら滞納管理費は支払わなければいけませんので…。」という言葉をさりげなく入れておきます。その後の聞込調査をスムーズに運ぶ大切なセリフです。

債務者については、「どんな人ですか?」とざっくばらんに、聞くのもいいですよ。気に入った物件でしたら、「結構見にきてますか?」「今までどの位で売れてます?」「借すつもりですが、借り手はすぐつきますか。」という質問もしておきましょう。

いろんな情報を取得することです。常駐の管理人で年配の方の場合、結構大きな会社を定年後、管理人をしている、なんて方が ゴロゴロおられます。 

デカイ態度でいきますと、ピシャリと会話を打ち切られる場合があります。丁寧に話す事です。管理人が日勤とか1日おきの場合とかで不在の場合、或は自主管理の場合は、管理組合長(呼び名は色々かもしれません。)を聞いて、直接訪問するなり、電話をして情報を取るのもあります。

(大規模マンションの場合は、無理の場合もあります。)

マンションの場合は、隣近所の付き合いはあまりない場合が多いです。隣家での情報収集は期待薄です。経験的には、滞納管理費のない人や、比較的少ない人は、スムーズに明渡しの交渉には応じてくれます。

勿論、ある程度の引越料は提示します。又、室内も清潔に使用している場合が多いです。郵便受けも、見られれば見ておきましょう。「函の中がいっぱい」なんて場合は、 結構ダラシナイ性格?部屋の汚れが気になります。 

ベランダもみて見ておきます。日当りは、絶対チェックして下さい。そんな事は気にしないよ、という人でも、次に転売する場合は、大切なポイン トです。