現地での確認事項

①、物件の概要

評価書に記載されていますが、自分の眼でチェックしておくと安心ですよネ。

 

道路…評価書記載の道路幅で、まず間違いはありませんが、一応チェック。道路幅は、U字溝L字溝を含みます。慣れてくると、サッと見ただけでわかるようになります。(笑)

 

上空…空も見上げてみましょう。真上、又は付近に高圧線があるかもしれません。その下は、建築できないケース があります。(地役権付き) 

 競売物件の敷地に、高圧線がかかっていますと、その事の記載がなされます。近隣に走っている場合は、記載のないことがあります。欧米諸国は、高圧線の電磁波が人体に及ぼす影響の研究がすすんでいます。小学校や幼稚園は、高圧線の下には作らせない、という国もあります。気にならないよ、という人にはどうでもいい話ですが…。スイマセン! 

 

方位…南向きとか、北向とか、向きを自分の目で確認しておきましょう。南向きでも、南側に高い建物があったりします。日当たりに影響する建物の有無を確認しましょう。

②、外観調査 

慣れないうちは、物件の前に立つだけでも、ドキドキしたりしますが、まあ~深呼吸して落ち着いて下さい。私の場合ですが、過去10数年間で 「物件の前に立ったら玄関が開いて、人が出て来て怒鳴られた」なんて事は一度だけです。(汗~)

 

ところで 物件全体の感じはどうですか?何となく、汚れている感じがする場合が多いと思います。基本 債務者はお金に困っていますので、まあ、仕方のない事です。それでも、それなりに清潔さの気配りが感じられれば、「話合いで出て行くかな」と思ってしまいます。

 

玄関に注意。玄関は、居住者の顔です。人間性が、でてます。色々なプレート・ラベルが貼られている場合があります。私は、ある公共放送のテレビ局の受信マークを見ると安心します。(笑) 立退交渉はスムーズにいくだろう、と思ってしまいます。本当です。表札に、家族全員の名前がでている場合があります。子供の名前があれば、やはり「明渡しはスムーズにいく」と思ってしまいます。 

 この辺につきましては、このコンテンツをよく読んでください。

 

ガレージに注意。車がある、ないで、在宅か留守か分る場合が多いです。強制執行をする際の予備知識として確認しておきましょう。子供用自転車など、家族構成が分るものが置いてある場合も多いです。 

 

に注意。盆栽などがあれば、人柄がわかります。建物の日当りなんかも見ておきましょう。

 

 

マンションの場合、ポスト、ベランダは確認して下さい。物件の玄関前までは、必ず行って、玄関を見て下さい。オートロックでしたら、暫く待てば、誰かが出てきます。上手くすれば入れ替わりに入れますヨ。もし管理人さんがいれば、訳を話して交渉 開けてもらいます。その時、債務者の情報とか、この物件を見に来た人がいるか、収益用なら 借り手需要の状況、などの聞き込み等々 世間話のつもりでやってみては如何でしょうか?なにか、情報が採集できるかも知れませんヨ。 

 

周辺環境 大規模分譲地の一戸建の場合、周囲の建物も見ておきましょう。外装など、適当にやってれば いずれ近い内に外壁塗装・全面改装の必要性がでてきます。