現地等調査のやり方
まず、実際に物件を見てみましょう!
競売物件購入を検討する時、一番大切な作業は、資金調達と調査です。
調査は、その道のエキスパートである、執行官と不動産鑑定士が既にやってくれています。
但し、執行官の調査は、数ヶ月以前に終わっていますし、不動産鑑定士の調査も同様です。しかし人間なんで たまにうっかりミスというオマケがあります。(笑)
調査は、二通りの作業に区分されます。
①、物件現場(占有者、物件の属性)のチェック。
②、役所等で、物件の特性、属性チェック(評価書記載、不記載事項等のチェック)
近い将来 自身の大切な財産になるかもしれない不動産です。しっかり、現時点での最良の物件調査をしましょう!
①、実際見ての第一印象は?
「ファーストインプレッション」といいますか、第六感といいますか 何となく「良いなあ」、 「嫌だなあ」という第一印象は、意外に大切です。(少なくとも、私は大事にしています。(笑))
物件と周囲の環境のバランス、物件の雰囲気がかもしだす居住者の生活態度など、無意識のうちに 自分の価値判断で、受け入れたり拒絶していたりしていますネ。
②、居住者の把握
居住者の家族構成、在宅日 ・在宅時間、高齢者・重病人の存在、重量物(ピアノ、金庫類等)の有無など、分かる範囲で調べてみましょう。
出きるだけ占有者の情報は集めましょう。集める方法は、近隣の聞き込みです。調査しても、我々プロでも分らない場合も結構あります。
又、業者の場合は、聞き込みをしないでも、何となく分かるようです。100%完璧な調査は、まず専門家でも無理ですネ。
調べる理由は、落札後の、居住者との立退交渉等の下準備です。どんな情報でも、知っておいた方がいいです。
居住者が債務者兼所有者の場合は、電話帳を開けてみて。掲載されていますか?104番で、調べても良いでしょう。分れば、まあ~普通の人と判断できます。都心部ですと、登録のない方も結構おられます。個人情報として、掲載しいない方も多いです。因みに、私も登録はしておりませんが…。過去 サラ金に追われて電話帳掲載を止めた、という方もいましたヨ。
③、物件の痛み具合
残念ですが 大体、外観でも痛んでいる場合が多いです。お金が無いから・・・という理由からの競売です。補修等にお金を掛ける余裕がある債務者はいません。
また、男児が住んでいる場合は、「内部が相当痛んでいる」と思って下さい。漠然とでも良いので、リフォーム代は ある程度覚悟して予算計上しておきましょう。